草野大輔・天才スラッガーに魅せられて

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好投の田中投手を勝たせてあげられませんでした。
今シーズンは田中投手登板の10試合中8試合が3得点以下と、打線の援護が少ないです。
攻撃のミスが多かったです。

草野選手は4打数1安打。
4回と8回にチャンスメイクをしましたが、あとが続きませんでした。
昨日の試合がサヨナラホームランで決まったように、やはりホームランバッターが山崎選手ひとりというのは寂しいです。
打線に迫力がないです。
試合を一気にひっくり返す意外性もないです。
だからといって草野選手にホームランを期待しているわけではありません。
草野選手は新たなスタイルの4番だと思っています。

  

昨日の広島戦に勝ったことでチームは4連勝となりました。
徐々にではありますが、草野選手を4番にした効果が出てきているのではないでしょうか。
相変わらずホームランが少ないチームですが、これでいいのではないでしょうか。
広いKスタ宮城をホーム球場としている以上、ホームランが少なくなるのは当たり前のことです。
むしろつなぐ野球に徹して、二塁打・三塁打で大量得点を狙う方が楽天には合っていると思います。
そうであれば4番はホームランバッターよりも打率が高い選手、必然的に草野選手ということになります。

昨日は4打数2安打1打点。
草野選手が4番になってからストレスが極端に減ったように思えます。

  

4打数2安打1四球。
打点はありませんでしたが、なんとなく4番という打順に慣れてきたように思えます。
べつにホームランを打たなくてもヒットを量産していれば誰も文句は言いません。
4番だけに甘い打ちごろのボールはほとんど来ませんが、バッティングスタイルは変える必要はありません。
チャンスになれば必然的に的も絞りやすくなりますから、そのときにしっかりとランナーを返すバッティングができればいいと思います。

ただ草野選手といえば、野村監督いわく「守れない、走れない」です。
それでもチームの主軸です。
期待の度合いも高いです。
守れないし走れない、それでも打つから使いたくなる。
完全に外国人助っ人扱いです。
毎日そう思いますが、ほんと魅力的なプロ野球選手です。

  

4番になって初めて打点をあげることができました。
8回に代打・丈武選手の二塁打の後、右翼線に二塁打を放ち、貴重な追加点となりました。
勝利を決定づけた追加点でした。

昨日もそうでしたが、4番の草野選手に甘いボールはほとんどありませんでした。
ピッチャーにとって4番打者だけは特別な存在です。
ど真ん中には絶対に投げません。
だから失投を待つか、悪球を打つしかないのです。
でも4番が打つとチームの雰囲気も変わるし、何よりもファンが大喜びします。
がむしゃらに4番の仕事を楽しんでほしいです。

  

ノーヒットでした。
チャンスにも打てませんでした。
いいところがありませんでした。

打てなくなるのは当たり前です。
以前のように甘い球はなかなか来ません。
4番の宿命です。
それでも打たなくてはいけません。
4番の宿命です。

宿命を楽しんでほしいです。